ナイトガード(マウスピース)

『出来る限り痛みを軽減する無痛治療を心がけています』

無痛治療3つのSTEP

ナイトガード(マウスピース)とは

※歯ぎしり・顎関節症でのナイトガード作成は保険が適用されます。

ナイトガード歯ぎしり」「食いしばり」の治療の際に使用されるマウスピースで、「歯ぎしり」「食いしばり」の治療で最も一般的に行われる方法です。ナイトガード(マウスピース)は、眠るときに装着することで歯の摩耗を防ぎ、顎関節の痛みを緩和させ、また差し歯(被せ物)の保護にもなります。ナイトガード(マウスピース)は健康保険適用のマウスピースです。

 

 

 

「歯ぎしり」・「食いしばり」とは

ナイトガード
咀嚼(そしゃく)以外で、無意識に歯を強く噛みしめることです。咬み合わせによって歯が摩耗したり、咀嚼筋の強度の緊張や顎関節に痛みを生じたりします。

●「歯ぎしり」「食いしばり」によって起こる症状
「歯ぎしり」「食いしばり」は歯を失う原因にもなり、歯や顎に大きなダメージを与えます。歯ぎしりが強いと歯や歯ぐき、顎の関節に大きな負担をかけ、歯の痛みや知覚過敏、歯の揺れ、顎の違和感、偏頭痛が出ることがあります。

クレンチング

 

グランディング

タッピング

症状原因
●噛むと痛い歯の周りにある歯根膜が炎症を起こし、噛むと痛くなります。
●歯がしみる歯の根元や噛む面が削れてきたり、歯に亀裂が入ると歯のしみが強くなります。
●歯が痛い歯に亀裂が入ると、そこから細菌が神経に感染し、死んでしまうことがあります。
●歯が割れる強い力が加わり神経のない歯や年齢が経っている歯は割れやすくなっています。
●詰め物が取れたり割れたりする歯に強い力がかかると、歯の詰め物やかぶせものが割れることがあります。
●歯茎が痩せる歯を支えている骨に負担がかかり、歯を支えている骨の溶ける進行が早くなり歯茎が痩せやすくなります。
●顎が痛くなる歯に強い力がかかると、顎の関節が強く圧迫されて痛くなります。
●肩がこる歯ぎしりに使う筋肉は、顎から首・肩にかけて多くの筋肉がつながっていて、筋肉が緊張し疲労がたまります。
●偏頭痛がする歯ぎしりで顎から頭の横まで繋がっている筋肉(側頭筋)が緊張し、偏頭痛として現れます。

 

「歯ぎしり」・「食いしばり」の予防法

ナイトガード睡眠中の「歯ぎしり」「食いしばり」での歯へのダメージを防止する効果を発揮するのがナイトガード(マウスピース)です。しかし、ナイトガード(マウスピース)には歯ぎしりだけでなく、多くの効果があります。また以外と知られていないのが知覚過敏の原因が歯ぎしりであることです。知覚過敏で悩んでいる人や詰め物などが取れやすい人にも効果があります。

ナイトガード3つの作用
①歯や歯ぐきを守る
 ⇒歯や歯ぐきに伝わる力を和らげ、直接歯に強い力が加わらないようにします。
②顎の関節を守る
 ⇒あごの関節にすき間をつくり、関節円盤にかかる負担を減らします。
③筋肉の緊張を和らげる
 ⇒噛み合わせの高さが上がり、力の入りにくい位置に変えます。

市販のマウスピースの危険性

市販のナイトガード(マウスピース)は既成のマウスピースを熱湯などで柔らかくして、自分の歯型に合わせ固めるものです。マウスピースがしっかり歯型に合っていないと歯が動いてしまい歯並びや噛み合わせが悪くなってしまう場合があります。そのため市販のマウスピースは使わないようにしてください